がん医療専門医養成コース
成人および高齢者を対象とした高度がん医療に対応できる腫瘍専門医育成コース

代表 ご挨拶

コース責任者:教授 高山浩一

京都府立医科大学の“実践的がん医療のための本質的大学院教育”では本コースに入学した大学院生に対して、腫瘍内科学についての全般的な講義および薬物療法を中心とした臨床実習をコーディネートし、がん薬物療法専門医の取得を目指します。 腫瘍医療にかかわる全科の協力のもと、高い能力とトータルケアに必要な幅広い知識、また患者一人ひとりのことを思いやれる心ある腫瘍内科医の育成目指す全科的実践的系統講義を行います。さらにはE-learningを盛り込むことで他大学と連携をとり、多様性のある教育を行う予定です。また実習においては、総合的ながん医療を習得するため放射線科、緩和医療部、病理部、看護部との連携を計り、多職種によるチーム医療を実践できるよう指導します。

スタッフ紹介

吉田 直久

がん薬物療法専門医を2008年4月に取得し、同年8月よりがんプロフェッショナル養成プランの専属医師として本プランで活動しています。内視鏡医かつ腫瘍内科医として消化器癌を中心に内視鏡治療・抗がん剤治療・支持療法を実践しながら,本プランの大学院生が腫瘍内科医の資格が取得できるように専門的教育および主要4科(血液内科・呼吸器内科・乳腺外科・消化器内科)へのローテートなどのマネージメントを行っています。個々の大学院生が自身のペースで満足のいく4年間の研修ができるよう適宜マンツーマンで相談しています。また,学内外よりがん治療を専門とする講師の先生をお招きして講演会や公開講座を開催し、標準治療および最新の治療を本プランの大学院生だけでなく学内の医療関係者および府民の方にも情報提供しています。

滝 智彦

本コースの新たな柱の1つとなったゲノム医療に精通したがん薬物療法専門医の育成を、臨床遺伝専門医と血液専門医の立場から担当します。これからのがん薬物療法専門医にとってゲノム医療の知識は欠かせません。次々に開発され導入される分子標的薬を適切に使用するためには、ゲノム医療についての基礎から応用までのさまざまな知識が必要です。その知識の中には、ゲノム情報ががん患者のみならず、その血縁者にも影響する場合がある情報であることの理解が含まれることが重要です。遺伝子診療部遺伝相談室で行われる認定遺伝カウンセラーおよびさまざまな領域の専門医とのチームによる遺伝カウンセリングへの陪席や、症例検討などを通して、適切なゲノム医療を実践できるよう指導します。希望者には同時に、臨床遺伝専門医取得のための指導も行います。

講義風景

本プラン4年間スケジュール

  1. 系統講義は2年を目処に履修します(大学院1-2年)。
    適宜E-learningを使用し他学での講義も積極的に取り入れます。
  2. 臨床実習:1科2カ月で次の4科をローテートします(大学院2年)。
    血液・腫瘍内科、消化器内科、乳腺外科、呼吸器内科
  3. 学位は所属科の研究で取得します(大学院1-4年)。
  4. 日本臨床腫瘍学会をはじめとしがんに関連する学会への参加
    および発表を積極的に行う(大学院1-4年)。
  5. キャンサーボードや主催講演会などに参加し幅広いがん医療の知識を取得します(大学院1-4年)。
  6. 卒業までに日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医資格の取得を目指します。

コース概要

研究科 大学院医学研究科
専攻名 統合医科学専攻
養成する専門分野 腫瘍内科専門医
人数 4名
修業年 4年
授与する学位 博士(医学)

取得が見込まれる資格

認定機構名(学会名) 日本臨床腫瘍学会
学会との連携 平成15年に本邦における抗がん剤治療をさらに発展させることを主たる目的として学会が設立されました。そして全領域にまたがる抗がん薬の専門家の本格的な資格として平成18年にがん薬物療法専門医が初めて認定されました。平成27年現在で2000名以上となってはおりますがいまだ不十分な現状でありさらなる専門医の育成が望まれています。
資格名 がん薬物療法専門医
資格条件 多領域にまたがる抗がん薬投与経験についての病歴詳記および全般的抗がん薬治療についての記述試験、口頭試問の合格が必要となります。

入試情報

入試情報・募集要項 京都府立医科大学:入試概要
連絡先 京都府立医科大学 学生課大学院担当(電話075-251-5227)