がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン
地域・職種間連携を担うがん専門医療者養成

実践的がん医療のための集学放射線診断治療専門医育成コース

代表 ご挨拶

コース責任者:教授 山田 恵

山田 恵 放射線科では一般的な画像診断ばかりではなく、多岐にわたる病巣に対して画像を利用して放射線治療、画像機器を利用したさまざまな診断(組織を採取する生検など)、治療(血管内治療、RFAなど)も行なっています。高齢者の増加に伴い、がん患者が増加しており、QOLを損なう事の少ない放射線治療は最近その重要性が高まっています。がんプロフェッショナル養成基盤推進プランでは近畿の7大学がその特徴を生かして連携する事によってチーム医療を推進できるがん専門医療者を育成し地域におけるがん医療の向上を図ります。高い臨床能力と研究能力を併せ持った臨床医を養成するために、大学院博士課程4年間の間に、がん臨床とがん研究との教育指導の両者をバランスよく按分することによって、効率的な環境下で学位の取得とともに放射線治療専門医認定が得られることを目指します。皆さんの参加をお待ちしています。

スタッフ紹介

准教授 山崎 秀哉

准教授 山崎 秀哉

前立腺癌、喉頭癌、舌癌、食道癌、肺癌、子宮癌など早期であれば放射線治療単独で治癒が期待できるようになってきています。日本はこれから高齢化社会になり、癌患者が増加しますが、高齢者では従来の侵襲的な外科手術や化学療法が難しいことがあります。低侵襲で、機能や形態が温存可能な放射線治療は手術や抗がん剤治療と並び、がん治療の柱とされており「痛みを伴わないがん治療」かつ「はじめから受けるがん治療」として、年々ニーズが高まっています。ただ残念ながら現在の日本ではアメリカやヨーロッパなどと比較してその利用率はかなり低くなっています。また欧米では治療装置の進歩により、当然の治療とされている定位照射やIMRT(強度変調放射線治療)など高精度の放射線治療を行う事ができる施設もわずかです。放射線治療が普及しない理由の一つとして人材不足があり、日本の放射線腫瘍医は米国の5000人に対し600人程度です。放射線治療医はアメリカでは最も医学生に人気の高い職種の一つですし、大変レベルの高い技術といわれています。内科、外科、抗がん剤治療などは臓器によって専門の医師が分かれていますが、放射線治療医は全身のがんを診断・治療する専門職種です。もちろん今後は、放射線治療医も専門性が必要になり細分化されていくでしょうが、国内ではまだ普及しておらず、当分全身をみる必要があります。このこともやる気のある方には魅力ではないでしょうか。

特任助教 立川 琴羽

放射線治療は高精度治療の発展と共に社会的な認知度も高まり、多くの患者様から期待されている分野です。しかしまだまだ発展途上であり、今後さらにがん治療の重要な役割を担っていくことと考えます。 当コースでは通常照射での豊富な症例数を始め、IMRTや定位放射線治療などの高精度放射線治療、小線源治療まで様々な状況に対応できる知識と経験を積むことのできる環境が整っています。また定期的な勉強会を通じて臨床での知識のみならず基礎的な知識も含め幅広く学んでいけるようサポートしていきます。皆さんの参加をお待ちしています。

本プラン4年間スケジュール

本プランの4年間のスケジュールです。

  1. 系統講義は2年を目処に履修します(大学院1-2年)。適宜E-learningを使用し他学での講義も積極的に取り入れます。
  2. 臨床研修:年間600例以上の新規放射線治療患者があり、研修に十分な症例数です。また関連病院を含めたネットワークを用いて特殊治療や高精度放射線治療を研修できます。
  3. 学位は放射線科で取得します。
  4. 日本医学放射線学会、日本放射線腫瘍学会をはじめとしがんに関連する学会への参加および発表を積極的に行います。
  5. キャンサーボードや主催講演会などに参加し幅広いがん医療の知識を取得します。
  6. 卒業までに放射線治療専門医資格の取得を目指します。

コース概要

研究科 大学院医学研究科
専攻名 統合医科学専攻
養成する専門分野 放射線治療専門医
人数 1~2名
修業年 4年
授与する学位 博士(医学)

取得が見込まれる資格

認定機構名(学会名) 日本医学放射線学会
学会との連携 放射線科専門医、および放射線治療専門医は日本医学放射線学会にて制定され、日本放射線腫瘍学会と共同で認定されています。当院は日本医学放射線学会認定の専門医総合修練機関、および日本放射線腫瘍学会認定放射線治療施設に認定されています。
資格名 1)放射線科専門医
2)放射線治療専門医
資格条件
1)放射線科専門医:
3年以上日本医学放射線学会正会員であり、初期臨床研修期間を含め5年以上の臨床経験を有すること。また少なくとも3年は、日本医学放射線学会の新規程下で認定した総合修練機関及び修練機関において修練が必要です.研修期間3年間のうち、最低1年間は総合修練機関において、研修指導医のもとで臨床研修することが必要となります。
2)放射線治療専門医:
放射線科専門医取得後、2年以上の臨床経験と3年以上の日本放射線腫瘍学会の正会員歴、5年以上日本医学放射線学会正会員であること。

入試情報

入試情報・募集要項 京都府立医科大学:入試情報
連絡先 京都府立医科大学 学生課大学院担当(電話075-251-5227)

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