がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン
地域・職種間連携を担うがん専門医療者養成

修了生からの声

細胞検査高度診断コース

下山 夏季(平成26年度修了) (徳洲会吹田病院病理検査科 勤務)

がんプロコースを志望した理由は、学部生のときに細胞診の講義を受けて「私がやりたかったことはこれだ!」と感じたからです。臨床検査のなかで自動化された検査に、あまりやりがいを持てなかった私にとって、「技師が目で見て判断する検査」である細胞診は理想の仕事です。もちろん、一朝一夕で身に付く技術ではありませんので、認定試験までの1年半は必至に勉強しました。分からない症例があるたびに講義の内容を読み直し、南雲先生に質問しながら、なんとか細胞検査士の認定試験に合格することができました。大学院の学生のあいだに認定資格を取得するのは就職活動において、そして実際に就職してから有利だと思います。以前より希望していた病理部に入ることができましたし、資格手当もいただいています。先輩方からも実力を認めてもらえるので、自分に自信を持って勤務できます。今後も業務や研修会などを通して、細胞検査士としての実力を磨いていきたいと思っています。

原 沙由美(平成26年度修了)
(独立行政法人 労働者健康福祉機構 関西労災病院病理検査室 勤務)

私は学部の卒業研究を通じて、漠然とですが病理学の知識をより深めたいと感じました。そして大学院に進学したからには学位に加えて、自分の強みと言えるもの、細胞検査士の資格を得たいと思い、本コースを受講することを決めました。

このコースでは学内での講義と検鏡実習で基礎的な知識を学ぶのに加え、阪大微研や阪大病院での検鏡実習で様々なルーチン症例を経験でき、細胞診の知識を身につけることができます。また、がんプロ合同研修などを通して医師や看護師など他職種の方々と交流する機会もあり、臨床現場における細胞検査士の役割を感じることもできました。細胞診の勉強と修士の研究の両立は大変でしたが、とても有意義な2年間を過ごすことができたと思います。 実際のルーチンの標本は、教材のような典型例でないことも多く診断が困難なことが多々あり、経験のなさを実感しますが、同時に本コースで学んだ基礎的な知識や細胞の見方はとても大切だということも感じています。学生の間に学んだことを活かしながら、さらに知識や経験を積み、細胞検査士として成長していきたいと思います。

松本 彩花(平成25年度修了) (現 伊勢赤十字病院臨床検査課 勤務)

私は大学で臨床検査技師になるための勉強をしていく中で、様々な検査の機械化が進んでいることを知りました。そこで機械に頼らない、自分自身の財産と呼べるような技術を身につけたいと思ったのが、このコースを受講したきっかけです。授業ではスライドによる解説や鏡検実習など、南雲先生、阪大微研の市田先生、阪大病院の吉村先生をはじめ多くの先生方に大変お世話になりました。ガラス標本と画像とでは見え方が微妙に異なりますし、また、自分の中で判定基準がなかなか定まらず、試験勉強を振り返っての正直な感想は苦労の連続でした。しかし時間をかけてでも1つずつマスターしていくことで、2年間でステップアップできたと感じています。また相談に乗ってくださった先輩方や、一緒に授業を受けた同期の存在も、私にとっては大きいです。

就職した今、働きながら細胞診の試験勉強をされている方に出会って、学生のうちに勉強できる環境がいかに恵まれたものであったかを痛感しました。私は今年就職したばかりですが、臨床現場では陰性症例や明らかな陽性症例が多く、異形成などの「グレーゾーン」にあたる症例は意外と少ないように思います。試験勉強で毎日多くの標本を鏡検しましたが、そのグレーゾーンの症例を多く見ることができたのは、大切な経験だったと思っています。これからも経験を積んでレベルアップしていこうと思います。

中嶋 智之(平成24年度修了) (現 信州大学医学部附属病院 臨床検査部 勤務)

私はがんプロフェッショナル養成基盤推進プランの細胞検査高度診断コースをコースを受講し、細胞検査士認定資格を取得しました。がん医療に細胞検査士として携わりたいという思いから本コースを受講し、現在は病院の病理検査室にて細胞診断業務を含む病理検査業務に従事しています。

本コースの大きな特徴は細胞検査士認定資格と修士号の学位の両方が取得できる点にあります。細胞検査士認定資格の取得に向けては、病理学の基礎的知識や各臓器における良性、悪性病変について、どのように細胞学的所見を捉え病変を推定するか等、基礎から実践的なことに至るまで最新の知見を踏まえた講義をして頂けます。また、実習としては学内実習に加えて阪大微生物研究所や阪大病院にてルーチン症例など多くの標本を鏡検させて頂くことができ大変勉強になりました。加えて、様々な講義の受講が可能であることや、医師やがん専門看護師、がん専門薬剤師、医学物理士等のがん医療に携わる他職種を目指す方々との交流の機会も多くがん医療に関する多面的な知識を得ることも出来ます。

本コースは博士前期課程に設置されているため修士号の学位取得が可能です。がんについての研究は非常に面白く、それらを介して多くの研究手法や分子病理学的知識を得ることが出来ます。私は病院に就職してからも研究を行っているため、これらの知識や技術が現在も活かされていることを実感しています。 実際に細胞診断業務を行うと本コースにおいて細胞診を学んだことで自らに細胞を系統的に捉える基礎的発想が身に付いていることを実感します。これらは南雲先生をはじめ多くの先生方のご指導を賜れたためと考えています。今後はそれらを礎に日々研鑽に励みたいと考えています。

山口 茉莉(平成24年度修了) (現 地域医療機能推進機構 大阪病院病理科 勤務)

私は学部での授業を通して細胞検査士という職種を知り、がんか否かを診断し治療方法を決める指針となる重要な役割を持つ細胞診に携わりたいと思いました。大学院に進み本コースを受講したのは、博士前期課程の学位と細胞検査士資格(CT)を同時に取れることに魅力を感じたからです。

このコースでは2年間かけて講義、スライド問題、顕微鏡実習などを先生の指導の元、少人数で行っていきます。講義は初歩的な細胞の見方や分類から最近の研究内容や最新のがん取扱い規約に基づいた内容など、実際に病院で働きだしてからも役立つものでした。スライド問題は生徒一人一人がスライド写真を見ながら細胞所見や分類を答えていき、先生が丁寧に指導して下さいました。また顕微鏡実習では様々な施設の標本を用意して頂き、全ての分野の標本をたくさん見ることが出来ました。さらに阪大微生物研究所や阪大附属病院などに実習に伺い、学校では習得の難しい検体処理をはじめ、実際の臨床の現場でどのように細胞診が行われているかを学ぶことが出来ました。

私は卒業後病院の病理科に所属していますが、細胞診以外にも習得しなければならない業務が多々あり、またルーチン業務を優先させなければいけない環境から、仕事をしながら細胞検査士を目指すための勉強をすることはすごく大変だと思います。学生という、自由に研究や勉強に打ち込める時間がある時に、素晴らしい環境下で細胞診の勉強を系統だてて勉強できたこと、同時に博士前期課程の研究で貴重な経験ができたことは、私にとって大変有意義でした。

現在年に何度か定期的にCT取得者を対象にしたスキルアップ研修会が開かれています。最近の研究の発表やスライドカンファレンスなどが行われ、実際臨床の現場で働く上でとても勉強になっています。まだまだ勉強することはたくさんありますが、その素地を作るためにも学生時代に本コースを受講してよかったと実感しています。

新地 純美(平成24年度修了) (現 大阪赤十字病院病理診断科部 勤務)

私はがん医療に興味があり、学生のうちに細胞検査士(CT)の認定資格を取得できるという理由で本コースを受講することに決めました。始めは細胞診についての知識が浅く、細胞検査士の役割についてもよく理解できていませんでしたが、講義と実習を重ねるうちに細胞診の奥深さを学び、細胞診に対する興味が益々深まっていきました。

本コースでは、講義と鏡検実習、写真テスト、スクリーニングテストを繰り返すことで着実に実力を伸ばすことができます。また少人数制であったため質問もしやすく、納得いくまで丁寧に解説、指導していただけました。講義と実習だけでなく、他施設から講師を招いた特別講義や、様々な施設の細胞検査士の方が症例を持ち寄り意見交換ができるスキルアップ研修会が定期的に行われ、大変勉強になりました。

学位とCT資格取得の両立は大変でしたが、研究の指導教官ががんプロに理解があり、試験前は実験は控えめにして試験対策に集中できる環境に恵まれていたため両方に打ち込むことができました。 実際CTとして働いてみて、細胞像は患者一人一人によって様々で教科書的な細胞像が見られるとは限らないという点で試験勉強とは異なり、ルーチンの難しさを実感しています。しかしルーチンにおいても基本的な見方は同じであり、基礎知識も当然必要で、がんプロで学んだことが生かされていると思います。今後もがんプロでの経験を生かして日々精進していきたいです。

細胞検査高度診断コース「旧:細胞検査士養成コース」

岩永 麻依(平成23年度修了)(現 東邦大学医療センター 佐倉病院勤務)

がんプロ養成プランを受講して

私は、細胞検査士資格と学位の両方を取得できるという事に魅力を感じ、このコースを受講致しました。授業ではがんの基礎的な知識の習得の他に、他職種の方々と交流する機会があり、医療チームの一員として細胞検査士が担う役割や細胞診の有用性について、改めて考えることが出来ました。細胞検査士の資格取得に向けた顕微鏡実習では、様々な施設の細胞標本で勉強することができ、また学生一人一人きめ細やかにご指導頂きました。さらに保健学科内だけでなく、阪大微生物病研究会でも実習させて頂けたことで、実際の細胞診の知識が深まったと思います。今後は、がん診療の支えとなれるように、この二年間で学んだことを活かしていきたいと考えています。これまでにご指導頂いた先生をはじめ、研究室の方々にも大変お世話になり、恵まれた環境で勉強させて頂いたことに感謝しております。

私が細胞検査士を目指すきっかけとなったのは、病院実習先で認定技師資格を持った技師が専門性を発揮し活躍しておられるのを見たことでした。そこで専門性の重要性を認識し自分も認定技師資格を取得したいと思うようになりました。

西川 京子(平成23年度修了)(現 大阪府立急性期・総合医療センター勤務)

がんプロ養成プランを受講して

私は2年間がんプロフェッショナル養成プランの細胞検査士コースにて病理細胞診を学び、本年度細胞検査士認定資格を取得しました。このコースでは、細胞検査士認定資格と博士前期課程の学位のダブルライセンス取得が可能です。私はがんプロフェッショナル養成プランを受講させていただき、病理細胞診について細胞の見方から最新の知見まで幅広く学ぶことができ、本当に良かったと思います。今後、この知識を活かして細胞検査士として、がん医療に貢献したいと考えます。

私は、二年間がんプロフェッショナル養成プランの細胞検査士コースにて病理細胞診を学び、平成23年度、細胞検査士認定資格(CT)を取得しました。私はがん医療に興味を持っており、大阪大学医学部保健学科での講義を受けて、初めて具体的に細胞検査士という職種を知りました。細胞診は、癌であるか否かを診断することのできる検査であり、診断結果によってその後の治療方針が大きく変わるとても重要な検査です。大変難しい仕事ですが、とてもやりがいのある仕事なのだと思い、細胞検査士としてがん医療に携わりたいと考え、大阪大学大学院で開講されている、がんプロフェッショナル養成プランの細胞検査士コースを受講することを決めました。

このコースでは、細胞検査士の南雲先生に直接、病理細胞診の基礎、細胞の見方から最新の知見まで幅広く教えていただくことができ、多くの知識や技術を学ぶことができました。また、実習先として阪大微生物病研究会で、ルーチン症例を検鏡させていただくだけでなく、細胞診の検体処理法を教えていただき、実際の現場ではどのように細胞診の業務が行われてわれているのか学ぶことができました。また、「がんプロ」の合同研修会では医師、がん専門看護師、薬剤師、医学物理士などの様々な職種の方々と症例検討や意見交換をする機会があり、知識の幅を広げるとともに、病理細胞診の重要性を再認識しました。さらに、本コースには、卒後教育として定期的にスキルアップ研修会が開催され、ベテランから初心者を含めて細胞検査士の方々が様々な症例を見せてくださったり、スライドカンファレンスや最新の研究について講義をしてくださる研修会があります。CT資格取得後もとても勉強になっています。

また、このコースの大きな魅力は、博士前期課程の学位の取得のための研究とともに細胞検査士認定資格取得が可能であるということです。自分のやりたい分子病理学の研究をすることができる上に、比較的時間にゆとりのある学生のうちに資格を取得することができます。実際に病院で勤務を始めると、検査業務は習得に時間がかかりますが、すでに細胞検査士の資格を持っているので、細胞診や検査技術の研鑽を積むことに集中しやすいと感じました。学生さんで細胞診に興味のある方は、広い知識を学びながら細胞検査士になれる本コースをお勧めしたいと思います。

最後になりましたが、これまでご指導していただき、細胞検査士と博士前期課程の学位取得へ導いてくださった先生方、研究室の皆様に、本当に感謝しております。今後は、がんプロフェッショナル養成プランで学ばせいただいたことを活かして、がん医療に貢献していきたいと思います。

松崎 生笛(平成22年度修了)

がんプロ養成プランを受講して

がん治療と一口にいっても多くの医療技術者が関わっています。しかし、実際にどのような専門職があるのか知っている人は多くないと思います。私自身もがんプロ養成コースを受講するまでは、ほとんど知りませんでした。それぞれの資格を生かして、目の前のやってきた仕事をこなせるようになれさえすれば、それがおのずと患者さんのためになるだろうと思っていました。しかし、がんプロ養成コースを受講し、考え方は大きく変わりました。がんに関するさまざまな専門医やがん専門看護師、薬剤師はもちろん医学物理士を目指す人と、働き出す前に同じ大学院生という立場で、連携の大切さを共有できたことは、大変ありがたいことだと思いました。そして細胞診の勉強は、実際臨床におられた先生から教えて頂き、資格のための勉強ではなく、臨床に出てからも役立つような勉強でとても興味深かったです。また研究をする上でも、新たな考え方ができるようになり、細胞診の勉強と研究と両方できる環境は本当に素晴らしく充実した大学院生活でした。

学部の研究室の配属を決める時期には、癌の研究を行うと同時にがんプロフェッショナル養成講座で細胞検査士資格取得にむけて勉強ができる分子病理学研究室に大変魅力を感じ、学部から大学院まで所属しておりました。特に大学院の2年間では、癌に対して分子病理学的側面からのアプローチを学ぶだけでなく、細胞診の勉強によって形態学的な面からも癌に対する理解を深めることができたと感じています。

細胞検査士養成コースでは、先生方が揃えてくださった様々な標本が充実しており、きめ細やかに指導していただけます。また学内外問わず細胞診の勉強会やセミナーに参加しやすく、様々な先生方のご講義を賜ることができます。

私は卒業後、病院の病理部で働いていますが、やはり職場ではそのような環境で勉強することはとても難しいと感じています。改めて、充実した環境で勉強させていただいたことと素晴らしい講師の先生方にご指導いただけたことに感謝申し上げたいと思います。

森 香奈子(平成22年度修了)

がんプロ養成プランを受講して

がんプロ養成プランを受講して一番よかったと思えることは、時間を自由に使える学生のうちに資格を取得できることです。実際に働き始めてから、細胞検査士の資格取得のために試験勉強をすることは、すごく大変だと改めて感じています。がんプロコース卒業生として、恥ずかしくないような活躍が出来るように努力を重ねていきたいと思います。*現業務への効果実際に検査業務に就くようになってからは、細胞検査士の資格があるので、細胞診の経験を積むことだけを考えることができるので、より早くに細胞検査士として一人前になれるのではと思います。*その他がんプロコースは、修士の学位と専門資格のダブルライセンスを目指すコースと聞いていますが、修士のための研究とのバランスが難しく、ある程度の配分を決める、もしくは資格試験前などは試験に集中してもよいというような認識を研究室で持ってもらえるような環境整備をして欲しいと思います。また、現在では他の研究室から本コースに参加することは、非常に難しく、細胞診に興味があっても所属研究室の理解がなければ参加できない現状です。保健学専攻コース全体でがんプロに理解を深めていただければと感じます。


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